綾部市は、西町3丁目に計画の(仮称)新市民センターについて、29年度から建設工事に着手する。
28年度3月補正案に社会体育施設整備事業費3億8343万8000円を計上するとともに、29年度当初予算案の債務負担行為に社会体育施設整備事業費として限度額11億9100万円を設定した。期間は29〜31年度。
計画の新市民センターは現市民センター(並松町)と武道館(西町3丁目)の後継施設となる社会体育施設。
規模はRC造3階建、延約4400u。1階に武道館機能として柔道場1面、剣道場1面、用具庫、収納観覧席、公民館機能として事務室、会議室、研修室(多目的ホール)を置く。共通施設は玄関ホール、事務室、トイレ、エレベーター、更衣室、シャワー室、トレーニング室、健康・体力相談室、体力測定室、談話室、湯沸室。
2階は競技場機能としてアリーナ約1500u、バスケットボール・バレーボール・テニス(各公式1面、練習2面)、バドミントン8面、卓球ほか、器具庫、トイレ、更衣室を配置する。3階は保守用通路となる。
災害予見時・発生時には避難所として活用できる施設とし、防災倉庫や炊き出しスペースを設け、建物周辺にはマンホールトイレや収納ベンチ、かまどベンチを設置する。
計画地は西町3丁目南大坪39−10及び北大坪1−31、33−8、39−11。敷地面積は1万2397・49u(用途地域は準工業地域)。敷地北側に駐車場(92台)を配置、中央に屋外広場を置き、その南側に新市民センターを建設する。駐車場スペースは新市民センターの西側に19台、南側に12台、南東側に96台配置し、駐車台数は計209台(身体障害者用駐車施設4台含む)を確保する。
28年3月末までに実施詳細設計をまとめ、29年4月〜8月に現存建物解体工事等を進める。新市民センターの建設工事は10月から着手し、30年度も継続して工事を進め、31年秋頃に完成させる予定。その後、武道館解体・外構工事を行い、31年度末に全施設を完成させる。現市民センターの解体は32年度以降。
建設費は約15億円、総事業費は約21億円。
新市民センター整備工事設計は山崎設計(京都市中京区)。