西尾市は、2017年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比1・1%増となる531億8000万円を計上した。海岸堤防で地震対策する寺津漁港海岸地震対策事業や国土交通省と共同で整備する河川防災ステーション整備事業などを盛り込み、普通建設事業費は同比1・9%増の58億4193万円を計上した。
会計別では、特別会計が公共下水道事業など6会計で383億3103万円(前年度当初比0・7%減)、企業会計が水道事業など3会計で149億3087万円(同0・5%減)となり、予算総額は1064億4190万円(同0・2%増)。一般会計、総額とも過去最大の予算編成となっている
建設関係の主要事業では、一色・吉良・幡豆地区の防災行政無線更新事業(同報系)に1億5120万円、保定183号線などの単独・補助分を合わせた市道新設改良事業に10億3450万円、街路新設改良事業に2億3130万円、海岸堤防で地震対策する寺津漁港海岸地震対策事業に4億2000万円、バリアフリー改修などの市営住宅整備事業に9365万円、空調設備や外壁改修する総合体育館施設整備事業に1億2379万円を計上した。
また、企業会計の上水道事業では、漏水、断水を防止する老朽管更新事業に1億6000万円、耐震管に更新する重要管路耐震化事業に3億7500万円、ポンプ・電気設備などを更新する水道施設改良事業に2億8743万円を計上した。
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建通新聞社