安城市は、2017年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比8・3%減となる668億8000万円を計上した。中心市街地拠点施設(アンフォーレ)関連の事業費で、市政初の700億円を超えた16年度予算からは減額となっているものの、過去最大規模の当初予算を計上した。老朽化した「安城市体育館」の大規模改修事業をはじめ、集中豪雨による浸水被害の軽減を目的に調整池を新設する「追田川流域内水対策事業」などの事業費を盛り込み、投資的経費は同34・3%減となる120億3048万円を盛り込んだ。
会計別では、特別会計が下水道事業など8会計で369億5400万円(前年度当初比4%増)、企業会計の水道事業は46億1200万円(同4・7%増)となっており、予算総額は1084億4600万円(同3・9%減)。
建設主要事業では、低年齢児受け入れなど機能拡大し、老朽化した園舎を建て替える和泉保育園改築事業に3億0048万円、現中央図書館を改修して設置する子ども発達支援センター整備事業に12億0144万円を計上した。
また、開園20周年に合わせて風車の広場や子ども広場、遊具などを更新するデンパーク・道の駅施設改修事業に3億5674万円、集中豪雨による浸水被害軽減を目的に調整池を新設する追田川流域内水対策事業に4億1100万円、みんなが集い楽しめるみどりの広場を整備する明本公園(仮称)整備事業に7200万円、高棚小学校校舎など学校施設を改修する小中学校施設改修事業に4億7234万円、アリーナ床や非構造部材の撤去、設備更新する安城市体育館大規模改修事業に18億5550万円を計上した。
その他、急増する保育需要に対応するため、民間保育所を設置・運営する事業者の公募などを行う予定だ。
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建通新聞社