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建設経済新聞社
2017/02/17

【京都】宝が池公園体育館(仮称) 総工費は14億5200万円想定

 京都市文化市民局は、総工費14億5200万円をかけ、左京区松ヶ崎の宝が池公園に宝が池公園体育館(仮称)を建設する。
 29年度当初予算案に宝が池公園体育館(仮称)整備として4億6700万円を計上。建設予定地の雨水管の移設工事3016万円、体育館本体工事4億3684万円に充てる。29年度から体育館の本体工事に着手する。
 市には国際競技のできるハンナリーズアリーナ(京都市体育館)のほか、武道センター、横大路運動公園体育館及び地域体育館18館の計21館の体育館があるが、いずれも高い稼働率で多くの市民が利用していることから、宝が池公園スポーツ広場の球技場南側の市遊休地に新たに体育館を建設する計画。
 これまでに明らかになっている内容をまとめると、左京区松ヶ崎南池ノ内町5他の敷地8992・28uに、RC造一部S造地下1階地上平屋建、延2166・65u(建築面積2006・27u)の体育館を建設する。用途は体育館及び観覧場。建物の高さは8・35m。
 文化市民局は、25年度に宝が池公園体育館(仮称)整備に係る基本調査を環境・建築研究所(京都市左京区)、26年度に宝が池公園体育館整備用地における地質調査を関西土木技術センター(京都市伏見区)で実施。26年度に公募型書類審査方式で業者選定した宝が池公園体育館整備事業に伴う設計業務委託ただし、建築及び設備基本設計・実施設計は香山壽夫建築研究所(東京都文京区)が担当。
 同社の提案では、地下1階のアリーナ床は耐久性が高く適度なクッション性を持つ構造とし、アリーナ壁は衝突に配慮して出隅はつくらず、衝突に対し十分な強度を持つ構造とする。アリーナはバスケットボールコート1面、バレーボールコート2面、バドミントンコート4面、フットサルコート1面とし、コートライン外部スペースを十分に確保。1階は観客席300席、ホール、多目的ルーム、トレーニングルーム、更衣室、シャワー室等。
 体育館の完成予定は31年度。