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　船橋市は17日、２０１７年度当初予算案の概要を明らかにした。一般会計の規模は前年度比１・３％減の２０９５億円。08年度以来９年ぶりに前年度の予算額を下回ったものの、15年度から３年連続の２０００億円超えとなった。特別支援学校高根台校舎増築事業で総額６億５０６０万円の継続費（17〜18年度）を設定するとともに、医療センター建替基本計画策定で限度額１２９６万円、海老川上流地区事業計画（素案）策定及び仮同意取得支援業務委託で限度額１億５４４４万８０００円の債務負担行為を設定する。
　一般会計歳出のうち普通建設事業費は、前年度比14・２％減の２８７億１７８５万５０００円（補助事業74億７５４８万３０００円、単独事業２１２億４２３７万２０００円）。小学校用地購入、市立高校第３体育館の整備、保育所整備などに取り組むが、北部清掃工場の整備、ふなばし三番瀬海浜公園整備等が終了するため減額となった。
　継続費に関しては、特別支援学校高根台校舎増築事業のほか、（仮称）坪井児童ホーム整備事業で総額４億９３０１万６０００円、宮本第二保育園改修事業で総額３億８１４１万８０００円、馬込霊園アクセス通路整備事業で総額２億７０００万円（いずれも17〜18年度）でも設定。
　また、債務負担行為に関しては、医療センター建替基本計画策定業務委託、海老川上流地区事業計画（素案）策定及び仮同意取得支援業務委託以外に、ＩＴコンサルティング業務委託で限度額５９００万円、防災アセスメント調査及び地区別防災カルテ改定業務委託で限度額７６５万円、歩道橋橋脚耐震補強等工事委託（西船歩道橋ほか３橋）で限度額４億３０００万円の債務負担行為を設定。
　医療センターは、海老川上流地区を移転候補地とし、病床数５００床程度、延べ５万〜５万５０００�u規模で建て替える計画。これまでに、基本構想策定業務をアイテックへ委託している。また、海老川上流地区は、市のほぼ中央に位置。東町、米ヶ崎町、夏見にまたがる面積約78・５haを施行区域として、組合施行による土地区画整理事業が計画されている。本年度は、まちづくり基本調査を日本都市技術（昨年９月に福岡都市技術から社名変更）へ委託している。
　一般会計ではこのほか、大規模なマンション開発等が進む塚田地区の児童数増加に対応するため、ＡＧＣテクノガラス跡地内の塚田地区保育所用地及び（仮称）塚田第二小学校用地の取得も進める。
　一方、特別会計では、下水道事業会計に前年度比８・８％増の２８０億１５００万円を計上。馬込川２号幹線管渠布設事業で総額12億６７００万円の継続費（17〜19年度）を設定する。