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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/02/16

【山梨】予備設計で411号一ノ瀬高橋の線形検討 県峡東建設

 県峡東建設事務所は、国道411号一ノ瀬高橋の道路予備設計に着手した。昨年秋の公共事業事前評価会議の調査実施の評価を受けての対応で、線形不良や幅員を解消して災害に強い道路への改良を目指し、来夏には線形をまとめる考えだ。
 今回道路予備設計および橋梁予備設計に着手したのは、甲州市塩山一ノ瀬高橋の国道411号。甲州市側から柳沢峠を超え、丹波山村との境に至る天狗棚橋から手前のL1400mの区間が対象。現状では、最少曲線半径(R30)に満たない線形不良(2カ所)や幅員7m以下の狭あいな箇所、急勾配とされる箇所などが存在している。
 急峻な崖と河川に挟まれるため拡幅は難しく、線形をまとめるうえでトンネルや橋梁の構造物は不可欠となることが想定されている。
 同路線は、災害時における中央自動車道や国道20号の代替道路としての役割を担い、天狗棚橋およびその先の一ノ瀬高橋トンネルなどは、2005年に発生した土砂崩落に際して整備された経緯もあり、万一に備えた改良が望まれているところ。
 建設技術研究所が請け負う予備設計業務は7月を納期予定としており、線形がまとまり次第に着手に向けての作業を進めたいところだが、同路線において上萩原V期バイパス工事を促進していることもあり、現時点で時期は読めない状況だ。