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建通新聞社
2017/02/16

【大阪】兵庫県2017年度当初予算案

兵庫県は、公共施設適正管理の推進や防災・減災対策などを盛り込んだ総額3兆2061億円(前年度当初比4・4%減)の2017年度当初予算案を明らかにした。
 公共施設適正管理の推進としては、140億円を確保。「兵庫県公共施設等総合管理計画」(仮称)に基づき、県立淡路景観園芸学校など施設の外壁、設備、トイレなどの修繕に40億円、長寿命化・環境整備として姫路総合庁舎などの大規模改修に35億円、教育研修所など耐震改修に20億円を充てる。
 この他建築関係では、宝塚健康福祉事務所・阪神シニアカレッジ建設に8億9795万円、県立大学姫路工学キャンパス整備(新1号館建設など)に13億5365万円、香住高校寄宿舎建て替えに4億9000万円、(仮称)県立はりま姫路総合医療センター設計費に5010万円、三木消防署移転新築に2億4784万円などを盛り込んだ。
 防災、減災関係では、道路、橋梁などの修繕(ひょうごインフラ・メンテナンス10カ年計画)の推進に207億5400万円、津波防災インフラ整備には61億円を確保。第2次山地防災・土砂災害対策5カ年計画などには155億6175万円を確保し、治山ダムや砂防堰堤整備、河川中上流部治水対策、県民緑税を活用した緊急防災林整備などを進める。
 予算案の内訳は、一般会計が1兆9038億円で同2・3%減、特別会計が1兆0952億円で同8・3%減、企業会計が2070億円で同0・8%減。
 一般会計のうち普通建設事業費は1735億円で同0・2%減(第2次山地防災・土砂災害対策5カ年計画事業費は別枠確保)。災害復旧の進捗による事業費減で投資的経費全体では前年度より11億円減少したが、1836億円(同0・6%減)を確保。

提供:建通新聞社