三重県は、国土交通省と農林水産省が3月1日から適用する公共工事設計労務単価と設計業務委託等技術者単価を公表したことを受け、同様に改訂した労務単価を同日から適用する。
改訂された三重県の設計労務単価を見ると、主要10職種(交通誘導員はA、Bを平均で算出)の平均額は2万0050円で、前年度の1万9485円に対し2・9%増となった。
当社調べによると、公表された47職種の全体平均は2万4425円となった。2016年3月改訂時は46職種が対象で2万3571円となっていた。今回は、「石工」が設定されず、「大工」、「電工」が追加され、増減で1職種増えたため対象職種に差異はあるものの、全体平均の対前年度比は3・6%増となった。今回の全国全職種(49職種)の平均額が同比3・4%増(単純平均)であることから、三重県の設計労務単価の上昇幅がやや上回った形となった。
全職種の伸び率を見ると、トンネル世話役が9・2%増と最も大きく、塗装工が8・6%増、造園工が8・3%増と続いた。
設計業務委託等技術者単価は全国統一で、全職種平均では前年度比3・1%増となった。
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建通新聞社