日本工業経済新聞社(茨城)
2017/02/15
【茨城】阿見町が2017年度当初予算案を公表
阿見町(天田富司男町長)が2017年度当初予算案の概要を発表した。主なものでは、本郷地区新設小学校整備事業に20億3452万2000円、道の駅整備推進事業に3億4978万2000円、道路橋梁維持補修事業に3億3435万2000円、国民体育大会事業でセーリング会場整備に2億5790万円、本郷地区新設小学校の児童クラブ整備に1億1536万5000円を盛り込んでいる。
一般会計の総額は過去最大となる172億2900万円で、前年度比2%の増額。普通建設事業費は、本郷地区新設小学校建設や道の駅、国体施設整備などによって同18・5%増の37億7909万1000円となった。
本郷地区の新小学校は、昨年8月10日に松井建設梶i東京都中央区)が27億9500万円(税抜き)で工事を落札。規模はRC一部S造2階建て、延べ9224・63u。18年4月の開校を目指して建設中。
新年度は別途、児童クラブの新築に取り掛かるため、工事費と備品購入代など総額1億1536万5000円を計上。規模はLS造2階建て、延べ460u程度。定員160人の4部屋。
追原地内に整備する道の駅事業には3億4978万2000円を措置。造成・建築の実施設計や用地取得、伐採工事、埋蔵文化財調査を行う。18年度に造成、19年度に建築工事を進め、20年7月のオープンを目指していく。
基本設計は潟Iリエンタルコンサルタンツ関東支店茨城事務所(つくば市)が策定。2月9日には、公募型プロポーザル方式により選定していた指定管理予定者が、潟tァーマーズ・フォレスト(栃木県宇都宮市)に決定。同社は実施設計に参画する。
19年の茨城国体に向けた大室地内のセーリング会場整備には2億5790万円を設定。霞ヶ浦湖岸にスロープや桟橋、ヨット置場などを新設する。現在、三井共同建設コンサルタント梶i東京都品川区)が基本・実施設計を策定中。履行期限は8月末。
道路関係では、道路橋梁維持補修事業に3億3435万2000円。内訳は舗装修繕(5路線、L1500m)に1億5032万4000円、橋梁修繕(2橋)に2160万円、路肩カラー化工事(3路線)に1600万円、草刈委託に7575万円。
新設改良事業では、舗装整備(新町、上本郷2路線、霞台、L365m)に4050万円、排水整備(実穀、下本郷、上長・三区下、L398m)に6050万円を予算化。
特定地区道路整備事業では、荒川本郷の区画道路27号線(L400m、W10m)に7935万6000円、新設小学校の外周道路歩道整備(L500m)に2079万円を配分している。
そのほか、荒川本郷地内に保育所を新築する社会福祉法人つつみ会(茨城町)に対し、整備補助金として1億9422万5000円を設定している。
特別会計では、公共下水道整備に6億1911万9000円。荒川本郷地区の汚水管渠(L約800m、口径200o)と雨水管渠(L約400m、口径1000〜1200o)、吉原区画整理地内の汚水管渠(L約2760m、口径200〜250o)と雨水管渠(L約680m、口径600〜1500o)を推進する。