富山電気ビルデイング(富山市桜橋通り、山田岩男取締役社長)は、電気ビル本館の耐震改修を計画し、北電技術コンサルタントで2次耐震診断を進めている。
富山市が公表した要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果で、地震の振動に対して倒壊の危険性がある評価区分2に判断された。同社では2次診断に着手しており、3月末に完了する。診断結果を踏まえ、17年度は事業化に向けた具体的な検討作業を行う。耐震改修は全館一斉ではなく、順次工事を進めていく。
富山市桜橋通り地内の電気ビルは、規模がSRC造5階(一部6階)地下1階建て延べ1万9557平方メートル。36年(昭和11年)4月に竣工した本館は約1万2100平方メートルで、本社総務部・食堂部のほか中・大ホール、レストラン、事務所、会議室などが入る。新館は56年11月に完成した。