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　新潟市は１４日、１７年度当初予算案を発表した。一般会計は１６年度当初予算より３８２億円増（前年度比１０・６％増）の３９７５億円となった。県費から教職員関連予算が移譲されたことにより、過去最大規模の予算となっている。
　特別会計の規模は２４１４億７８７１万円（前年度比５・１％増）。普通建設事業には、４３２億８５３９万３０００円（同６・２％減）を計上。内訳は補助事業に２５９億２４６０万３０００円（同６％減）、単独事業に１７３億６０７９万円（同６・３％減）。
　企業会計では、下水道事業会計が７０５億８１７１万９０００円（同０・８％増）、水道事業会計が２８７億８８１９万６０００円（同８・４％増）、病院事業会計が２７５億２２万７０００円（同２・３％増）。一般会計および特別会計、企業会計の予算総額は７６５８億４８８５万２０００円（同７・５％増）とした。
　主な事業は次の通り（（新）は新規）。
▽（新）中小企業生産性向上設備投資補助金　１億円　中小企業の経営力強化および産業振興の推進
▽（新）新たな工業系用地調査事業　１１５０万円　都市間競争において、ニーズの高い工業用地の選定を推進
▽工業振興条例助成金　４億５８１０万５０００円　条例に基づく工場建設事業に対して、用地取得費の一部や固定資産税・事業所税相当額などを助成
▽物流施設立地促進事業補助金　２億３７９万１０００円　産業全体の高度化・活性化を図る
▽本社機能施設立地促進事業補助金　７３４０万円　企業立地を促進
▽情報通信関連産業立地促進事業補助金　２２１９万８０００円
▽中小企業成長分野参入促進設備投資補助金　２５００万円
▽私立保育園等建設費補助　７億４６００万１０００円　対象５施設（創設４＝仮称・緑が丘こども園〈東区有楽〉、仮称・新潟あおいこども園〈中央区上大川前通〉、仮称・ながたえくぼ保育園〈中央区長潟〉、仮称・第２白鳥こども園〈西区坂井〉、増改築１）、定員増３７５人
▽放課後児童の健全育成（放課後児童クラブ）　２３億９９３５万７０００円（受け入れ態勢の強化と施設整備を行い公設、民設ともに事業の充実・強化を図る
▽（仮称）新潟食料農業大学創設への支援　２億２３３万９０００円　１８年４月の開学を目指す本大学新潟キャンパスの創設支援
▽新たな交通システムの導入　３１４６万円　駅南北の一体的なバス交通の構築に向けた検討、青山交通結節点機能策検討
▽古町通７番地区第一種市街地再開発の推進　１６億８４２０万円
▽鉄道駅のバリアフリー化　１億２０６６万６０００円　交通事業者を支援しバリアフリー化を推進
▽万代島にぎわい空間の創造　７億７６６０万円　多目的広場の整備など
▽新潟駅周辺地区の整備　６２億６３５２万円　連続立体交差事業、広場および道路整備事業
▽都心軸・萬代橋周辺エリアにぎわい空間の創造　２億５１９０万円　水辺を活かした空間づくりや歩行者空間整備など
▽生活交通の確保維持・機能強化　４億９８０万６０００円
▽自転車利用環境の整備　１億９３００万円　自転車走行空間および駐輪場の整備
▽中央消防署礎出張所増築改修　８２１０９万円　庁舎の長寿命化の観点から全面的な改修工事と増築工事を行う
▽新潟中央環状道路整備事業　４４億６４００万円　新潟東港−国道４９号（浦木、横越）、国道４９号−国道８号（城所、二本木、嘉瀬・割野、坂山地、信濃川渡河）、国道８号−国道１１６号（中ノ口、黒埼、明田）
▽国県道の整備１１億７８７１万５０００円　国道４０３号小須戸田上バイパス、主要地方道白根安田線（小須戸橋）など
▽道路・橋りょうの維持補修　３７億５７３４万９０００円　道路橋などの定期点検、橋りょう以外の道路施設総点検の結果に基づく計画的な維持管理
▽小学校改築　６億４００万円
▽防災情報システムの強化　７３２４万４０００円　災害対応力を強化
▽公共下水道の整備（浸水対策の推進、下水道施設の改築更新および地震対策、下水道処理区域の拡大ほか）　１８９億４０００万円　ポンプ場や雨水幹線整備、長寿命化計画に基づく等級化した環境および施設の改築、ストックマネジメント計画、重要な管渠および施設の耐震化・マンホールトレイ、汚水管渠等整備など
▽寺山公園の整備　５億９０００万円　公園整備、屋根付教養施設建築
▽（仮称）国際青少年センターの整備　８億８３００万円　老朽化した新潟市大畑少年センターを旧二葉中学校へ移転し、、対象を少年から青少年に拡大するとともに、国際交流機能を付加し、複合施設として文化創造活動・交流拠点施設を整備
▽中央区役所移転　４億３４７０万円　中央区役所移転後の管理運営費
▽（新）北部総合コミュニティセンター移転改修　３３００万円　旧入舟小学校校舎への移転改修に係る実施設計