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　沼津市は、２０１７年度当初予算案を公表した。一般会計は７１１億円で対前年度当初比２・１％増。特別会計や水道事業会計（52億９９００万円）や下水道事業会計（87億４６００万円）などの企業会計を加えた全会計総額は１４３０億６２９０万円で同比１％増となった。
　一般会計の増加要因としては18歳以下のこども医療費の無料化などに加え、企業誘致の経費増、金岡中学校屋内運動場改築（新規事業、予算額２億９５００万円）、第二地区センター建設（２億６４００万円）、永代橋耐震補強（２億２３００万円）の実施などが挙げられる。投資的経費は１０３億５７６６万円で同比８・９％増。
　その他の新規事業としては、御用邸記念公園保存活用事業（予算額２１００万円）やＬＥＤ照明導入促進事業（同１１５２万円）、小・中学校施設空調設備整備事業（同３０２０万円）、自転車など駐車場整備事業（同１４２０万円）が挙げられる。
　鉄道高架関連事業では、新車両基地用地や新貨物ターミナル用地の取得、埋蔵文化財調査、鉄道高架事業に関わる県営事業負担金の支出などの予算15億４５６０万円を計上した。
　香陵公園周辺整備事業については予算額１１４０万円を計上。17年度内万円のＰＦＩ事業者募集に向けたＰＦＩ事業検討業務を行う。
　沼津南一色線道路改良事業には１億６７６０万円を計上。高尾山古墳の影響がない新幹線北側部分の整備に伴うもの。
　総合的治水対策整備事業には４億８１２０万円を計上。新規事業としては小河原川雨水貯留池築造工事や西添町地内排水施設整備工事を進める。
　中間処理施設整備事業には１４３０万円を計上。建設予定地周辺の環境整備を進め、要求水準書作成に向けた設計調査を行う。新規事業として法面補強工法検討などをする。
　小学校施設大規模改修事業には１億５６００万円を計上。門池小学校の南西校舎解体工事と増築実施設計、基本計画策定をする。また大平小学校で給食室空調設備設置工事を行う。
　戸田地区での小中一貫校基本計画作成を行う学校規模・学校配置適正化推進事業には５００万円を計上した。


提供：建通新聞社
（2017/2/15）

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