松山市は10日、1802億円に上る2017年度一般会計当初予算案を発表した。対前年同期より8億円減で0・4%減少した。うち普通建設事業費は141億2582万円となり、同10億8613万円減、7・1%減少した。上下水道関係の企業会計では、水道会計に158億9177万円(対前年度比0・5%減)、簡易水道会計が5億2731万円(同21・2%増)、工業用水道会計が10億3690万円(同56・7%減)、公共下水道会計が306億6710万円(同5・5%減)となっている。2月17日から3月21日の日程で開かれる3月定例市議会に諮られる。
主な建設事業は、安全・安心対策では耐震性を有する共用水槽整備に3030万円、消防団ポンプ蔵置所の耐震化に5743万円、防犯灯の新規設置やLED化の助成に3300万円、木造住宅の耐震診断支援に1253万円、同 耐震改修補助に3億4220万円、大規模建物の耐震改修補助に2億3721万円、上水道の配水支管耐震化に12億9370万円、救急医療機関14カ所への給水ルート耐震化に6170万円、容量3000立方b以上の配水池耐震化に1200万円、基幹管路の耐震化に21億1841万円、工業用水管の耐震化に3億4390万円、小中学校への応急給水拠点整備に5633万円。
下水道施設の耐震化に4億3353万円、山西地区の浸水対策基本計画策定に2000万円、和泉・古川地区の雨水管渠など整備に8060万円、北条地区の浸水対策に3050万円、雨水管渠など整備に1億2940万円、下水排水路など整備に2億5500万円、がけ崩れ防災対策に6911万円。
産業・交流関係では、8路線の道路整備や電線類地中化、歩道整備に10億5085万円、松山外環状線など街路・幹線道路整備に8億9451万円、堀江港の補修・改修に5334万円。道後の源泉井戸や分湯場の改修に1046万円、13漁港の機能保全工に1億0100万円、神ノ浦漁港の整備に1億4100万円、24漁港の堤防などの老朽化対策に3400万円、土地改良事業に2億2555万円、林道整備に1342万円。
環境・都市関係では、奥久谷地区と北谷地区の共同給水施設整備補助に8800万円、都市公園の老朽遊具など整備に3330万円、生活道路の整備に4億0196万円、舗装補修に1億5105万円、橋梁補修に7500万円、道路施設補修に6500万円、旧和泉団地建て替えに17・18年度の2カ年で34億1400万円。松山駅周辺整備事業に7億9421万円、合併浄化槽設置補助に1億5755万円。
公共下水道の管渠整備に27億7792万円、管渠や処理場、ポンプ場の長寿命化事業に14億0551万円、清水汚水中継ポンプ場の電気設備に17・18年度の2カ年で8億0300万円。
教育・文化関係では、総合コミュニティセンター建物改修に2490万円、小・中・幼への防犯カメラ設置に529万円、大西二分館と本村分館の建設に1億1105万円、垣生小学校の校舎増築に17・18年度の2カ年で2億7500万円。
健康・福祉関係では児童クラブ室施設整備に8456万円、病児保育実施施設改築の補助に1億1452万円、認定こども園の施設整備補助に8億8844万円。
提供:建通新聞社