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建通新聞社四国
2017/02/14

【香川】香川県17年度当初予算案 2・1%減の4613億円

 香川県は総額4613億円に及ぶ2017年度一般会計当初予算案を2月17日開会の県議会に提案する。会期は33日間。前年度比2・1%減と4年ぶりに減少し、ほぼ15年度当初予算並み。県立高校再編整備推進事業、老朽校舎等改築事業の減少や地方消費税交付金の落ち込みなどが主な要因。一方で、県庁舎東館耐震改修、県営ため池耐震化整備、香東川総合開発事業(椛川ダム)や新県立体育館整備の事業費は増加した。
 また、国の2次補正予算への追加対応として11月県議会に10億円を前倒しして補正計上しており、これを加えた実質予算の規模は4623億円となる。県は同予算と一体となって人口減少・活力向上対策を進める他、防災・減災や交通死亡事故抑止対策などに機動的に取り組む方針。
 予算規模は4612億9900万円。性質別に見ると、投資的経費は620億8816万4000円で、前年度(695億1263万5000円)に比べ10・7%減。内訳は普通建設事業が564億0385万7000円で前年度比11・3%減。災害復旧費は56億8430万7000円で同比3・5%減。
 主な予算を見ると、地方版ハローワークの創設・展開に1億1600万円を盛り込んだ。県内企業への就職促進と人材不足解消を図る。交通死亡事故抑止総合対策には15億1700万円を計上し、先進安全自動車(ASV)を購入する高齢者に対する補助を拡充。道路標識・標示などの高輝度化とカラー化の効果も検証する。
 サンポート高松に建設が決まった新県立体育館整備には1億3800万円を計上し、18〜19年度の債務負担2億0300万円と合わせ、基本設計と実施設計、建設地基礎調査などを実施する。16〜17年度に基本計画、17〜19年度で基本設計・実施設計を進めるスケジュール。
 この他、香東川総合開発事業(椛川ダム)に52億円、空港連絡道路整備4億5800万円、県内水道広域化推進4億4800万円を計上した。

提供:建通新聞社