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日刊建設工業新聞
2017/02/14

【鳥取】記録的な降雪量 県内の6路線で全面通行止め 県除雪費を上積みへ

 山陰地方は9日夜から大雪に見舞われ、鳥取市では1984年12月以来33年ぶりに90aを上回る積雪となり、記録的な降雪量となった。このため鳥取地区の全路線バスは13、14両日の運休が決まるなど交通に支障が生じた。
 県内各地の通行規制は13日午前10時40分現在、県が管理する道路では、雪崩のあった県道大山口停車場大山線(大山町大山〜伯耆町金屋谷)の2`や、雪崩の恐れがあったり除雪作業のため、県道倉吉江府溝口線(江府町笠良原〜御机)の3`など6路線が全面通行止めに。国やNEXCOの関係では国道9号、鳥取自動車道、米子自動車道に一部規制があったが、すべて解除された。
 県の除雪委託費は、先月23〜24日の大雪を踏まえ、2011年度実績をベースに「2月補正」で3億1300万円を追加し、総額8億7400万円を確保する予定だった。しかし、県道路企画課は「とても足りない状況」と話しており、さらに上積み要求する準備に入った。
 13日午後、県庁では全庁の若手職員が駆り出され、構内の除雪や市中のスタック車両の救出に向かった。鳥取気象台によると、強い冬型の気圧配置は14日も続き、同日未明からは再び寒気が流れ込み、昼前にかけて大雪の恐れがあるという。