北海道建設新聞社
2017/02/13
【北海道】函館市が大川団地4棟192戸を新築へ−新年度は基本設計
函館市は2017年度、旧大川中跡地に新築する公住大川団地4棟192戸の基本設計に着手する。国の交付金交付決定を待って、5、6月にも一般競争入札する見通し。実施設計、現地建物の解体を経て20年度から1棟当たり2カ年ずつで施工し、24年度までに完了させるスケジュールを描く。総事業費は解体を含めて49億8000万円と試算している。
大川団地は、当初計画していた松川、田家B両団地の建て替えを統合し、大川町12の38の旧大川中跡地に新築するもの。両団地合わせて130戸分のほか、用途廃止を見込む中道2丁目団地、港3丁目改良団地の住み替えにも対応する。
約1万7000m²の敷地にRC造、5―6階建て、48戸の住棟を4棟配置する計画。独立した住居のほか、生活の一部を共同化する「コレクティブハウジング」の導入も検討する。
17年度予算案には5300万円を計上。測量、地質調査、基本設計に分けて発注し、規模や機能、配置などを固める。18年度に実施設計、19年度に校舎、屋体、調理場を一括して解体し敷地を造成する予定となっている。
20―24年度での本体工と並行し、住み替えを終えた住棟は順次解体していく方針。対象は松川団地3棟(4階)、田家B団地10棟(2階)、中道2丁目団地34棟(平屋、2階)、港3丁目改良団地5棟(2階、4階)が対象となっている。