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建通新聞社(東京)
2017/02/10

【東京】都 広尾、桐ケ丘2校の改築基本計画策定へ

 東京都教育庁は2017年度、広尾高校(渋谷区)と桐ケ丘高校(北区)の老朽化への対応策を検討するため、それぞれ基本計画の作成に乗り出す。敷地の現状や関係する法令などを確認し、校舎などの必要面積を想定しながら改築など事業内容とその実現可能性を探っていく。
 広尾高校(渋谷区東4ノ14ノ14、敷地面積1万5089平方b)には、▽教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ3188平方b、1970年、75年完成)▽管理棟(同造3階建て延べ2072平方b、79年、99年完成)▽特別教室棟(同造3階建て延べ2206平方b、80年完成)▽体育館・武道場(同造3階建て延べ3371平方b、85年完成)―を、グラウンドを取り囲む格好で配置している。管理棟の一部を除いて老朽化しており、設備も陳腐化しているため、改築など今後の対応策を検討する。
 一方、都営団地の西側に位置する桐ケ丘高校(北区赤羽北3ノ5ノ22、敷地面積2万6940平方b)には、▽校舎棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ9952平方b、63〜72年に段階的に建設)▽体育館・武道場(同造3階建て延べ2340平方b、73年、81年完成)▽プール棟(同造2階建て延べ769平方b、2000年完成)―がある。こちらもプール棟を除いて老朽化しているため、建て替えを視野に入れつつ事業内容を検討していく。
 17年度に委託する基本計画の策定業務は、今後の事業内容を絞り込むための基礎調査との位置付け。教室関係諸室や体育関係諸室など必要な建物規模を想定しながら、現在の敷地や建物の現況を確認し、関係する法令などを整理。大まかな建物配置や施工スケジュールなども検討し、改築などの事業手法の絞り込みにつなげる。

提供:建通新聞社