北陸防災連絡会議(会長・中神陽一北陸地方整備局長)の第1回専門会議が8日、新潟市中央区で開かれ、構成機関の連携を効率的に図るため、今後、拠点施設のリスト化を優先的に検討していくこととした。
冒頭、同局の山岸達也総括防災調整官が「本会議で、広域災害および島嶼(とうしょ)部・遠隔地災害を想定した防災訓練の専門部会を優先的に進めることが承認された。具体的な検討テーマの設定を目的としており、災害対応活動の経験を踏まえて議論してもらいたい」とあいさつした。
部会員は2グループに分かれ、広域かつ島嶼(とうしょ)部の佐渡島全域、半島を含む石川県全域または山間部の広域かつ遠隔地の場合の災害パターンを想定し、「災害時に構成機関が連携すべきこと」「円滑な連携のために訓練などで考慮すべき事項」「検討テーマに関連して整理が必要な情報」の3段階で議論。防災や物資、宿泊などの拠点施設の仕分けや公表ルールなどの意見が挙がった。情報の共有・連携については引き続き調整を進めていくとした。