大阪府は、「福祉関連情報発信・コミュニケーション支援拠点(仮称)」の新築計画で、2月17日に基本・実施設計の公募型プロポーザルを公告する予定だ。参加申請を3月1〜2日に受け付け、3月下旬に委託者を決定する。新築規模は5階建て延べ約5000平方bを想定している。
計画では、障がい者社会参加促進センター(大阪市天王寺区生玉前町5ノ33)▽盲人福祉センター(同)▽谷町福祉センター(大阪市中央区谷町5ノ4ノ13)―の3施設を統合し、福祉関連の拠点施設を建設する。
新施設の建設予定地は府警察森之宮単身寮跡地(大阪市東成区中道1)の約2400平方b。2017年度に基本・実施設計を進めるとともに、既存の単身寮の解体工事を実施する。18年度に新築工事に着手し、20年度の完成、供用を目指す。
府は、17年度当初予算に基本・実施設計費約3800万円、撤去工事設計費約760万円、撤去工事費約3600万円を要求。査定段階では認められている。
3施設は、07年度に耐震診断を実施し、耐震性能が不足していることが判明。当初は大阪がん循環器病予防センターの既存施設を改修して利用する計画だったが、他機関の統合施設計画などの関連から移転先を単身寮跡地に変更した。3施設の跡地については、現在のところ現状有姿のまま売却する方針。
基本計画の策定業務は汎設計(大阪市中央区)が担当している。
提供:建通新聞社