平成31年夏の完成を目指し、桜町地区第一種市街地再開発事業が1日、起工した。現地で式典が開かれ、工事関係者のほか、県・熊本市や地元商工会などから約150人が出席。2年半に及ぶ工事の安全を祈願した。
神事のあと、大西一史熊本市長は「様々な苦労を乗り越え、ようやくこの日を迎えることができた。熊本地震を経験したことで防災機能の強化も考えてもらった。復興を実感できるような再開発になることを願う」と来賓挨拶。
発注者から熊本桜町再開発の矢田素史社長は「熊本都市圏はもちろん、九州の発展に大きく寄与できる」と強調。工事関係者には「熊本のランドマークとして素晴らしい設計をしてもらった。施工は最強の布陣であり、絶大な信頼を寄せている」と話し、工事期間中の安全施工、安全管理を求めた。
再開発事業は、バスターミナル、ホテル、共同住宅、駐車場、商業施設、シネコン、公益施設(ホール)などで構成する複合施設。規模はS造一部SRC造地下1階地上15階建延べ16万330平方b。設計・監理を日建設計・太宏設計事務所JV、施工を大成建設・吉永産業・岩永組・三津野建設・新規建設JVが担当する。総事業費は755億円(うち建築費約576億円)。
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