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建通新聞社(中部)
2017/02/07

【三重】日新 三重工場建設 立地協定

合板の製造・販売などを手掛ける日新ホールディングス(本社・島根県松江市)の中核企業となる日新(鳥取県境港市西工業団地100)は、多気町内に非構造用合板を製造する三重工場を新たに建設するため、2月1日、三重県庁で、県、多気町と立地協定を締結した。同社の又賀航一社長、久保行夫町長と、立会人として鈴木英敬知事が出席した。事業については、今後、施工者の選定方法を決めて、入札により選定する方針。6月ごろの工事着手を目指す。
 計画では、同社が多気町河田1349ノ1の旧製材工場を購入(2016年2月取得)し、既設工場の利用と新たに工場を建設し、非構造用合板(フロア台板、内装用合板、塗装型枠合板)を製造する。全体規模は鉄骨造平屋1万6691平方b。このうち、既設工場の利用が約6000平方bとなる。敷地面積は7万9483平方b。生産能力は月産6000立方b。18年4月の稼働を目指す。新工場に伴う既設工場の一部解体は、1月から3月に行う予定。
 建設地は、JR紀勢本線の多気駅の東側で、県道多気停車場斉明線に沿った南側丘陵地。
 総投資額は、土地購入費、建設・機械製造費で約70億円を予定しており、このうち、約30億円を農林水産省(林野庁)の合板・製材生産性強化対策事業の補助金を活用する。
 同工場では三重県を中心に、紀伊半島一円のヒノキを材料として活用する。計画では、原木消費量が年間10万3000立方bで、原木の安定供給のため、県内の木材市場・森林組合などと協定を締結している。

提供:建通新聞社