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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/02/06

【群馬】太田市の2017年度当初予算案

太田市(清水聖義市長)は6日、2017年度当初予算案を発表した。建設関連の主要事業は、メーンスタンド建て替えを計画している運動公園陸上競技場建設事業で設計など1億9157万5000円、市営住宅建設事業4億885万円などを計上。また、都市計画道路事業には5億円余の事業費を確保した。3施設を対象とする民間児童福祉施設整備費補助金5億3734万4000円も盛り込んでいる。一般会計の普通建設事業費は前年度比15・8%減となる78億3243万5000円となった。
会見で清水市長は「新年度はスポーツ施設整備などが目玉となる」と話した。
運動公園陸上競技場建設事業は、メーンスタンドの改築へ準備を進める。既設は建設から約40年が経過しており、外壁の落下や雨漏りが生じるなど老朽化している。新たに建設するメーンスタンドは、延べ床面積約4000uを予定している。17年度は新施設の設計と既存施設解体工事などを実施する計画。
市営住宅建設事業は、老朽化が著しい鳥之郷市営住宅(鶴生田888)の1〜5号棟の24戸を対象に建て替え工事を実施する。同住宅の建て替え工事を5カ年計画で進めており、19年度に完了する予定。
都市計画道路整備事業は、1級50号線、東部幹線、西部幹線、無電柱化推進事業が対象となるもので5億3015万5000円の事業費を盛り込んでいる。
園舎の増改築を要望した3園を対象とする民間児童福祉施設整備費補助は、園舎の建て替えを計画している◇KidsIslandうちがしま(内ヶ島町843)◇新明幼稚園(由良町1829−5)−と増改築を実施する、なかよし幼稚園(新島町688)に対して行う。
また、建築関連では沢野児童館と韮川児童館で計画している大規模改修事業に4200万円、中学校武道場耐震化事業6000万円、外壁の改修工事を計画する尾島保健センター改修事業に2500万円を計上した。
土木関連は、(仮称)太田スマートインターチェンジ整備事業に2億82万4000円。また、駅周辺整備を図る(仮称)太田駅北口駅前駐車場整備事業に1億円、西エリアで盛り土や排水路新設工事を計画している八王子山公園(北部運動公園)整備事業には、2000万円を確保した。
スケートボードパーク建設事業には2000万円を計上している。建設候補地は吉沢町地内の渡良瀬川河川緑地の駐車場の一部。17年度早々に関係者と建設場所や整備内容などについて協議を進め、準備が整い次第、セクション設置工事と舗装工事を一括で発注する考え。
そのほか、石川建設(太田市)の設計・施工で進める運動公園野球場建設事業費には14億3627万円を計上した。
特別会計では(仮称)八王子山公園墓地納骨堂整備事業費へ1億4474万円。納骨堂は同公園墓地管理事務所(西長岡町1661)の骨組みを活かし、内装や屋根、外壁を改修する。建築面積は約480u。納骨堂のほか、事務所棟建設や駐車場整備も実施。新事務所棟はW造平屋建て、建築面積約110uを予定。発注は17年度早々に行う見込み。