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　新潟県ＣＬＴ等普及協議会（村松二郎会長）は２日、「ＣＬＴを用いた建築物の設計施工マニュアル新潟講習会」を新潟大学駅南キャンパスで開き、建築物の特徴や留意点などを学んだ。
　この日は、設計業者を中心に約７０人が参加。公益財団法人日本住宅・木材技術センターの岡田恒試験研究所長が、ＣＬＴを用いた建築物の概要と構造設計、材料と耐久性について説明。続いて、同センターの山田誠特別研究員が防耐火設計に係る構造方法、一般社団法人日本ＣＬＴ協会の車田慎介氏が施工について解説した。参加者は、今後拡大していくＣＬＴ需要に対応するため、講師の話しに聞き入っていた。
　協議会の志田喜弘副会長（志田材木店代表取締役）は「新潟県では胎内と長岡の２カ所で、ＣＬＴを用いた建築物の設計を進めている。県内企業でもＣＬＴの加工が始まっている」と話し、「ＣＬＴ関連告示の公布、施行により、ＣＬＴの生産量が全国で大幅に上がることが予想されており、材料、人、設備がうまく回せる検討を協議会で進めている」と語った。