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建通新聞社(中部)
2017/02/15

【愛知】豊橋乗本線BP詳細開始 愛知県

 愛知県新城設楽建設事務所は、新城市内の豊橋乗本線でバイパスの新設を計画しており、道路詳細設計などを開始した。エイト日本技術開発中部支社(名古屋市中区)らに業務を委託、3月をめどに詳細を詰める。2017年度にも用地取得を開始する方針で、早期の工事着手を目指す。
 同計画は、新城市市川地内で豊川左岸を山沿いに走る区間を対象に、新たなバイパスを建設する。計画ルートは、豊川上流の乗本地内から豊川に橋梁を架設し、対岸の有海地内を経て、豊川下流の日吉地内に橋梁架設により現道に戻る。関連事業として、新東名高速道路新城インターチェンジ付近で建設が進む富岡大海線有海跨線橋から新設道路により同バイパスに接続させる計画だ。
 バイパスの計画延長は約1100b、有海跨線橋からの新設道路は延長約900b。豊川に架設する橋梁は、バイパスを挟んだ上下流各1橋で、いずれも橋長100bのアーチ橋を予定している。道路幅員は2車線に片側歩道を備えた幅員10bを見込む。
 対象地は、急峻(きゅうしゅん)な山と豊川に挟まれた狭隘(きょうあい)区間で、相互交通などに支障を来している。左岸側では、現地での拡幅改良が難しいことから、右岸側を利用したバイパス建設により抜本的な打開を図る。
 同事務所ではこれまで、15年度に道路や橋梁の予備設計を進めるとともに、地元説明などコンセンサスを図ってきた。地元からの同意を取り付けたことから詳細設計に着手する。
 道路詳細設計は1128万円でエイト日本技術開発中部支社、橋梁は下流部の詳細設計を2434万円で橋梁コンサルタント名古屋事業所(名古屋市中村区)に委託した。また、関連する用地調査延長約500bの他、橋梁の橋台部や構造物のボーリング調査を5カ所で実施する。残る上流部の橋梁設計については、17年度以降での実施となる見通しで調整を図る。

提供:建通新聞社