自由民主党富山県議会議員会(鹿熊正一会長)は2日、県庁知事応接室で石井隆一知事ら執行部に対する17年度県予算の折衝を行った。
冒頭、鹿熊会長は「予算は時代を映す鏡。少子高齢化や人口減少の中でいかにして活力ある社会を形成し、次の代に引き継いでいくか。県民1人ひとりが安心、希望を持てる予算になることが大事。ポスト新幹線の石井カラーをしっかりと打ち出した予算となることを願っている。南砺市利賀村の地すべり災害では、総力を挙げて万全の対策を講じていただきたい。県単事業は県民にとって一番身近な社会資本整備であり、真摯に折衝に臨みたい」と要請した。
石井知事は「地方消費税の伸びが見込めないなど、決して楽観できる財政状態ではない。県民が未来に希望や夢を持っていただける中身のある予算になるよう頑張っていく。新幹線が開業し、新しい時代に入った。開業効果と地方創生をしっかり生かして、富山県をもっと元気にし、さらに飛翔していく予算にしたい。着実に予算を編成していく」と応じた。