日刊建設工業新聞
2017/02/02
【鳥取】ゼロ国債46・4億円が決定へ 鳥取西道路は13億円
政府の2016年度第3次補正予算が1月31日成立し、国土交通省は17年度予算を前倒しするゼロ国債(国庫債務負担行為)の配分カ所を公表した。3次補正にゼロ国債が盛り込まれた県内の直轄・補助事業は18事業、46億4400万円。年度内の契約が可能になり、発注の平準化につなげる。
道路関係では17年の開通を予定している鳥取西道路・浜村鹿野温泉IC−青谷IC間に13億6100万円。交通事故対策の国道9号湯梨浜・北栄地区には5億4900万円を手当てした。
補助では国道181号江府道路に1億円。ルート上の久連トンネルと宮ノ谷トンネルのあいだに建設する宮ノ谷橋のPC上部工(単純ポステン場所打ち中空床版橋、橋長28b)に着工する。
大山砂防事業では三朝町の吉田砂防堰堤で付け替え道路に9000万円。海岸保全事業は皆生海岸・富益工区の人工リーフに2億4000万円を前倒しする。
また、境港では19年度の完成をめざす竹内南地区ターミナル(境港ふ頭再編改良事業)に4億5000万円を確保。陸上部の地盤改良を促進する。
ゼロ国の配分カ所は次の通り。
※改築
▽鳥取西道路(V期)=13億6100万円
※交通安全
▽国道9号湯梨浜・北栄地区事故対策=5億4900万円▽国道29号安井宿歩道整備(八頭町)=3000万円
※維持管理
▽国道9号防災・老朽化対策(岩美町〜米子市)=5億6000万円▽国道29号防災・老朽化対策(若桜町〜鳥取市)=1億8500万円▽国道53号防災・老朽化対策(智頭町〜鳥取市)=6000万円
※補助改築
▽国道181号江府道路=1億円
※河川事業
▽日野川改修(米子市)=1億5700万円▽斐伊川維持修繕(米子市)=3億円▽日野川維持修繕(伯耆町)=1億円▽天神川維持修繕(三朝町)=1億2000万円▽千代川維持修繕(鳥取市)=2億1000万円▽斐伊川総合水系環境整備(米子市)=1億0200万円
※直轄ダム維持
▽日野川菅沢ダム=2000万円▽千代川殿ダム=1000万円
※火山砂防
▽大山山系天神川(三朝町)=吉田砂防堰堤9000万円
※海岸保全
▽皆生海岸(米子市)=2億4000万円
※港湾
▽境港ふ頭再編改良事業=4億5000万円