社会福祉法人立野福祉会(高岡市上渡161番地、樋口久幸理事長)は、特別養護老人ホーム香野苑に隣接して天然温泉を備えたサービス付き高齢者住宅「第二かの苑」の建設を計画する。1日、取材に応じた樋口理事長は建設地に立ち、「15年来の夢が、ようやく実現する。この一帯にスマートウエルネス(健康増進)拠点を形成したい」と福祉にかける熱い思いを語った。施工者については「技術力があるゼネコンに広く参加してほしい」と呼び掛ける。
参加申請は、樋口久幸司法書士・調査士事務所(高岡市中川上町、電話0766―24―1505)で受け付ける。3月末をめどに施工者を決め、18年5月のオープンを目指す。
建設規模はRC造4階建て、延べ床面積5674・77平方メートル(建築面積2600・29平方メートル)。
施設は2棟構成。80戸のサ高住となる南棟は、1階にデイサービスを併設。地域交流館となる北棟は、地域包括支援センターに加え、銭湯、外来者も利用できる和室・食堂、地域交流ホールを設ける。建設場所は上渡字高口16番2ほか20筆。
新築工事に合わせ香野苑の大規模修繕工事も行われる。
設計は創建築事務所(高岡市野村)が担当。
なお、同法人では、修繕や清掃など営繕全般、看護、介護、理容、調理などの職員を募集している。