愛知県西三河建設事務所は、急傾斜地崩壊対策として進めている「竹下区域」の対策工事について、3月をめどに発注する見通しだ。国の2次補正を受け、愛知県の追加補正により予算化したもので、指名競争入札による選定に向け準備を進めている。
今回の対象は、岡崎市秦梨町地内の延長約20bを見込む。主に住宅を保全対象として、重力式擁壁工法による対策工事を予定している。工期は約6カ月を見込んでおり、予算化の際に繰越明許費として設定した。
同区域は、土砂災害警戒区域に指定されており、2005年度に対策工事に着手。中間部の沢を挟んで、北側から順次進めてきた。現在は南側の総延長約270bに対して、保全対象が存在する箇所への対策工事を進めている。
同事務所では、残る箇所についても精査した上で順次進めていく方針で、順調なら19年度の完了を見込む。
設計は石田技術コンサルタンツ(小牧市)が担当した。
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建通新聞社