愛知県新城設楽建設事務所は、豊根村の「坂宇場川第18支川」に新たな砂防ダムの建設を計画しており、概略設計に着手した。アローコンサルタント(名古屋市北区)に業務を委託、概要などをまとめ、早期の事業化を図る。
計画では、豊根村坂宇場地内の坂宇場川第18支川に対して、国道151号や郵便局、住宅5軒を保全対象に砂防ダム1基を新設する。今回の業務では、現地の地形を測量し、ダムの配置や事業効果などについて検討する他、概算事業費などを算出する。
同渓流は、土砂災害警戒区域に指定されていることから、対策工事が急務とされている。このため、同事務所では2017年度に国と事業化に向けた協議を進める考えで、順調なら詳細設計への着手が見込まれる。これらを踏まえ、早期の整備着手を目指す。
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建通新聞社