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建通新聞社(東京)
2017/01/30

【東京】東京消防庁 福生署と清瀬署の改築に着手

 東京消防庁は福生消防署(福生市)と清瀬消防署(清瀬市)の改築事業に着手する。いずれも老朽化して狭いため、隣接地を加えて敷地を拡大し、新庁舎を建設する。それぞれ2017年度に設計作業に着手し、仮庁舎の設置や既存庁舎の解体を経て21年度に新庁舎の建設を始める考えだ。
 福生消防署は福生市福生1072の敷地1726平方bに設置している。鉄筋コンクリート造5階建て延べ698平方bの規模の現庁舎は、完成から46年が経過して老朽化が著しいため、災害対応力を高めるために建て替える。
 福生市が用意する隣接地を加えて敷地面積を2580平方bに拡大。ここに4階建て延べ約3300平方bの規模の新庁舎を建設する。上層階に待機宿舎を併設することで土地を有効利用し、災害発生時に対応できる職員を確保する。
 17年度に地盤調査と基本・実施設計業務を委託し、18年度末までに成果を得る。19〜20年度に仮庁舎の設置と既存庁舎の解体工事を実施して機能を移転。21〜23年度の3カ年で新庁舎の建設を進める計画だ。17年度予算案には調査設計費4300万円を計上した。全体事業費として約26億円を見込んでいる。
 一方、清瀬消防署は清瀬市中清戸2ノ850ノ1に所在。1588平方bの敷地に、鉄筋コンクリート造3階建て延べ843平方bの庁舎を設置している。こちらも完成から40年以上が経過して老朽化し、手狭になっているため建て替える。
 清瀬市が確保する隣接地を加えて敷地面積を2589平方bに拡大。地下1階地上3階建て延べ2720平方bの規模で新庁舎を建設する。
 17年度に地盤調査と基本設計を委託し、18年度に実施設計を取りまとめる。19年度に仮庁舎の設置と既存庁舎の解体に着手。機能の移転後、新庁舎の建設を始め、22年度に完成させる。17年度予算案には調査設計費4000万円を計上した。全体事業費は約22億円。

提供:建通新聞社