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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/01/27

【山梨】富士川上流地域森林計画を策定

 県は、富士川上流地域(中北林務環境・峡東林務環境事務所管内)を対象とする2017年度から10年間の地域森林計画を決定した。計上した主な計画量は、林道では@開設78・5q(63路線)A改良66・5q(209路線)B拡張(舗装)79・7q(119路線)。治山事業(渓間工や山腹工など)は233地区で実施する。
 森林整備は、立木伐採材積167万6600立方m(主伐80万1600立方m、間伐87万5000立方m)、造林6024hで計画。
 治山については、山地災害を復旧・防止する治山施設の設置、保安林機能の維持増進へ森林整備を実施する。鳥獣害防止では、被害防止施設の設置などの防除対策を行う。病害虫対策では、松くい虫被害木の伐倒駆除および樹幹注入などの予防措置を推進する。
 地域森林計画は、全国森林計画に基づき県が策定する。県の森林整備や保全の方向や計画区ごとの計画量を定める。計画期間は10年間で、5年ごとに見直す。富士川上流森林計画区の対象は、甲府、韮崎、南アルプス、北杜、甲斐、中央、山梨、笛吹、甲州の9市。対象森林面積は14万7109h。
 市町村別の治山事業施行地区数は次のとおり。
 ◆甲府市29地区◆韮崎市23地区◆南アルプス市25地区◆北杜市30地区◆甲斐市6地区◆中央市5地区◆山梨市40地区◆笛吹市41地区◆甲州市34地区。