北海道建設新聞社
2017/01/27
【北海道】道営農業の17年度発注見通しは工事609件、委託787件
14総合局・振興局が発表した2017年度道営農業農村整備の発注見通しは、工事609件と委託787件の計1396件に上った。工事は空知が最多の136件と全体の2割を占め、上川105件、十勝102件の順に多かった。委託も空知が205件と最も多く、十勝114件、オホーツク98件と続いた。
工事のうち農業土木は533件と約9割を占める。A等級は365件、B等級80件、C等級36件、随意など52件。これらの中には農業土木と舗装の乙型共同体の対象工事も含まれている。
主な事業は、留萌の海岸災害復旧丸松1地区1工区で、概算工事費が唯一、3億円以上を見込む。農業土木が最多の空知では、経営体西川南地区41工区や北美唄地区41工区など、2億5000万円以上の工事を9件予定している。
農業土木以外は、舗装42件、建築7件、機械19件、電気6件、管2件。建築は揚水機場の補修や、営農飲雑用水の浄水場整備などが中心だった。
この発注見通しは、3月発注のゼロ国債や翌債を含め17年度の全体像を示し、不調や不落の減少を図るもので、道農政部が14年度発注分から始めた。概算工事費・委託費などを精査した工事等発注予定情報も従来通り提供する。