UR都市機構西日本支社と河内長野市が取り組む、南花台団地集約型団地再生事業がいよいよ動き出す。管理戸数1200戸超の大規模団地で、URでは2月19日に初弾となる住民説明会を開き、事業に着手する。今後のスケジュールは住民説明で明らかにしていく予定だ。当面は団地再生に伴う各種検討作業を中心に進めていくことなる。
同団地は河内長野市南花台に位置。中層棟38棟、高層棟5棟の43棟からなり、管理戸数は1214戸。1982年からURが管理を始めた。全体的に老朽化が進んでおり、再生する。
団地再生に向けては、2016年12月26日にURと市でまちづくり基本協定を締結。大阪府市医療戦略会議提言の具体的戦略の一つ「スマートエイジング・シティ」のモデル事業に位置付け、健康寿命の延伸、元気な住民の活躍の場づくりを柱に、利便性の向上や子育て世代の転入促進を含めた総合的なまちづくりを目指す。大学(関西大学)や民間企業などとも広く連携しまちづくりを進める。
現在、URリンケージ(大阪市中央区)で事業化検討を進めている他、団地再生に係る給水方式検討の一般競争入札を公告。参加申請を2月6日まで受け付けている。開札は3月9日。
事業化検討の納期は3月10日。移転計画の検討の他、土地利用計画、工程計画の検討、自治会への説明資料の作成などを急ぐ。
給水方式検討では、再生に伴い必要となる方式変更案(4案程度)について、整備費用の試算・評価を行う。納期は9月10日。
提供:建通新聞社