福島建設工業新聞社
2017/01/26
【福島】目指すべき方向性探る/県建設業協会将来ビジョンWG
県建設業協会の建設業将来ビジョン検討ワーキンググループ(WG、長谷川浩一部会長)は25日、福島市の杉妻会館で第3回会合を開き、県内建設業が重点的に取り組むべき課題や目指すべき方向性などを協議した。
協会の中期計画として5年後、10年後の地域建設業の在るべき姿を示す将来ビジョンの検討を進めている。長谷川部会長が「第3回会合でビジョンの方向性を固めたい。将来に向けての考え、希望などを出してほしい」とあいさつした。
県建設業審議会の答申内容やこれまでの議論を踏まえ、課題には@技術力強化A経営力の強化B担い手の確保育成C社会資本の適切な維持管理・更新への対応D地域建設業の役割・広報(危機管理産業)E建設業協会のあり方―の6項目を設定。それぞれの課題解決に向けた取り組みとして、会員企業の技術力向上や事業量の確保、建設業への関心の向上、施設更新・維持管理に係る技術・ノウハウの蓄積、建設業における広報戦略、社会貢献活動などを挙げ、将来に向けて特に重点を置くべき取り組みについて協議した。
委員からは担い手確保、建設業に関心を持ってもらうための広報等、地域づくりへの参画、他産業との連携、社会貢献活動の強化などが挙がった。
次回会合を3月に開き、素案をまとめる予定。