岐阜市上下水道事業部は、2024年度までの計画などをまとめた「岐阜市新水道ビジョン」(案)を策定した。2月15日までパブリックコメントを受け付け、3月末までにまとめる。厚生労働省の新水道ビジョンに基づき「安全」「強靱(きょうじん)」「持続」を基本理念に掲げる。
建設関係の主な計画は水源地、配水池、加圧ポンプ施設の処理能力向上、維持管理などと老朽化した管路の敷設替え。
現在、市内にある水源地は20カ所、配水池は41カ所、加圧ポンプ施設は19カ所。給水区域は鏡岩、雄総、芥見、三輪、木田の5ブロックに分かれている。配水池の整備計画では貯留容量が足りない雄総ブロックに岩野田配水池4000立方bを18年度完成予定で建設している他、三輪ブロックに新たに藍川配水池2800立方bを新設する方針。24年度までの耐震化の能力目標値(施設による能力が異なるため箇所数ではない)は、水源地が現状(16年末)18%を67%に、配水池が74%を90%に、加圧施設が72%を82%まで整備する見通し。
管路の敷設替えについては、現在の総延長約2358`のうち約1%の延長約236`を見込んでいる。このうち口径300_以上の基幹管路(全体延長約127`)は3・3`で敷設替えを行う方針だ。
提供/建通新聞社(2017/01/24)