八代市は23日、新庁舎の設計者を決める公募型プロポーザルで、最優秀者に久米設計を特定したと発表した。近く契約を結ぶ。今後は、基本設計を10月31日、実施設計を平成30年8月10日までに完了させ、同年10月に着工する予定だ。
市では設計段階から発注者や市民の意見を盛り込むことができる公募型プロポーザルを採用。1次審査で、▽梓・太宏共同企業体▽石本・アルキメディア・黄木共同企業体▽隈研吾建築都市設計事務所▽久米設計▽日建・葵共同企業体の5者を2次審査対象者として選んでいた。
2次審査は、21日に市民も傍聴可能な公開プレゼンテーションで実施。各社の技術提案の的確性や創造性のほか、課題として出されていた▽災害時の拠点▽使いやすさ▽八代城跡一帯との景観―などを審査した。その結果、総合的に見て久米設計の提案が八代市に合っていると評価された。次点の優秀者は、石本・アルキメディア・黄木共同企業体。
基本構想によると、新庁舎は本庁舎敷地内に建設。延べ床面積は約1万9000平方b(職員数を約700人に想定)。事業費は約112億円(建築約95億円、解体・外構等約10億円、設計等その他経費約7億円)。33年度開庁を予定している。
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