静岡県浜松市は、PFI方式で初生団地(北区初生町339ノ1)を解体した跡地に市営住宅5団地を集約する「浜松市営住宅初生団地集約建替事業」について、総合評価一般競争入札の落札者を公表した。落札したのは須山建設(浜松市中区)を代表企業とする「はままつSEAグループ」。構成企業はアーキプラン一級建築士事務所(同)と遠州鉄道(同)の2者。入札には2グループが参加。提案内容や選定理由などの詳細は後日明らかとなる。
事業は、既設の初生団地(鉄筋コンクリート造5階建て延べ2084平方b)解体後の敷地約2676平方bに、松城(中区松城町214ノ39)、鹿谷・亀山(中区鹿谷町18ノ1)、鹿谷・真向坂(中区鹿谷町14ノ15)、富塚・CB(中区富塚町174ノ2)、富塚・向平(中区富塚町70)の5団地を集約するもの。新たな初生団地は50〜55戸を想定。集約した5団地は全て解体し、跡地は住宅もしくは住宅に準ずる用途で活用する。
事業方式はPFI方式で、初生団地を解体し建て替えた後、市に引き渡すBT方式。事業期間は契約締結日から建て替えが完了するまでのおおむね3カ年。2020年の供用開始を目指す。
集約する5団地は、いずれも中高層の鉄筋コンクリート造や低層の簡易耐火構造などで構成し、1949〜55年にかけて建設した。住民に対し市は、他の市営・県営住宅への移転交渉を進めており、移転が完了した団地から順次解体している。
提供:建通新聞社
(2017/1/25)
建通新聞社 静岡支社