JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた2期地区」について、今後公募する民間開発事業者に求める提案内容が明らかになった。1月20日に開かれた第9回大阪駅周辺地域部会で提示され、委員からは「事業者の選定に当たっては、価格ではなく、まちづくりの提案内容を重視してほしい」という要望が多数挙がった。募集時期については現在のところ明らかになっていない。
同地区の施設イメージとして、イノベーション施設(例=企業の新規事業開発の担当部門や研究所など)や、プラットフォーム施設(例=総合コーディネート機関の事務所など、延べ床面積約1万平方b)などを想定。また、緑の整備では、中央部に配置する4・5fの都市公園と周辺の民間敷地を合わせ、地区全体で約8f分を確保する。
民間事業者の募集に関しては、2013年度に1次事業コンペを実施、優秀提案者に20者を選定済み。1次コンペ優秀提案者による2次提案が行われることになる。
事業者に求める提案として、中核機能関連では▽ライフデザイン・イノベーションのテーマに沿った先導的に取り組む分野や活動内容▽プラットフォーム施設の整備計画▽イノベーション施設の導入機能と整備計画―など。みどり関連では▽約8fの「みどり」の確保の考え方▽まちと一体的な整備計画▽都市公園と民間の「みどり」が一体となった管理運営の仕組み―など。
2期地区は本格工事が始まる前までの期間中、暫定利用を実施中。現在、17年度の利用事業者を選定しており、2月下旬に決定する予定だ。
提供:建通新聞社