トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2017/01/23

【富山】新年度から用地測量へ/41号大沢野富山南道路整備/整備局富山

 北陸地方整備局富山河川国道事務所は、国道41号大沢野富山南道路事業について現在地元との設計協議を進めており、17年度から用地測量を行い、用地買収や工事に順次着手していく構えだ。
 地域高規格道路・富山高山連絡道路の一部である大沢野富山南道路は、大沢野地域における交通混雑の緩和と交通事故の削減などを目的に、国道41号をバイパス化するもの。計画区間は富山市栗山から楡原までの約12キロで、14年度に事業化した。総事業費は380億円で、17年度以降の残事業費は約372億円。このうち橋梁に57億2100万円、トンネルに104億7000万円を見込む。執行済み額は8億円で進捗率は2%。
 今年度は「大沢野富山南道路トンネル」(3110メートル)の詳細設計(担当・大日本コンサルタント)や「神通川橋梁(橋長」(約280メートル)と「大谷川橋梁」(橋長約42メートル)の予備設計、IC橋梁(4、5、6、7、9号)の予備設計(いずれも担当・東京コンサルタンツ)などを委託して進めている。
 全体計画は、富山市栗山から福居の延長約2・2キロの道路構造が、嵩上式約660メートル、地表式約1540メートル。4車線で幅員が19・75メートル。インターチェンジは福居に設ける。富山市下大久保から楡原までの延長は約9・8キロで、道路構造が嵩上式約5440メートル、掘割式約730メートル、地下式(トンネル)3110メートル、地表式約540メートル。幅員は下大久保から稲代が19・75メートルの4車線、稲代から楡原が10・5メートルの2車線となる。インターチェンジは塩、稲代、春日、楡原に設置。トンネルは、春日ICから神通川を越えた地点付近から、楡原IC手前付近までに建設される予定だ。

hokuriku