新潟県電気工事工業組合三条支部(支部長・本間好夫本間電機工業代表取締役)は19日、三条市の県立県央工業高等学校2年生の生徒を対象に電気工事の魅力を発信する交流事業を行った。
人材不足や技能継承が課題となっていることから組合各支部の青年部が主体となって開催しているもので、この日は同支部の青年部会員をはじめ18人が参加し、電子機械科や情報電子科を学ぶ生徒76人に対し、慣れないながらも真剣な眼差しで向き合った。
開会を前に、本間支部長があいさつに立ち「電気工事の一端を理解していただき、将来を考えるきっかけにしてもらいたい」と語り、大湊卓郎校長は「電気はどんなところにも必要であり求められている。この機会に多くを吸収してほしい」と呼びかけた。
初めに、山崎正路三条支部青年部会長は生徒たちに電気工事のイメージを聞いた後、電気の仕事を紹介。続いて、電気工事士が身に着けている工具ベルト(腰道具)を試着したほか、電気工事を実演し、手際の良い作業で生徒を魅了した。最後には意見交換を通じ生徒の疑問に答えていた。
本間支部長は「人材育成は喫緊の課題。若い人たちに入ってもらえるよう支部として各企業を支援していきたい」と前を見据えていた。
今後、2月に柏崎支部、3月に新発田支部と上越支部でも同様の交流事業を行う予定。