日刊建設工業新聞
2017/01/20
【鳥取】畜産試験場乳用牛施設を整備 2・4億円で4棟新築近く設計業務を発注
県総務部営繕課は、国の2016年度第2次補正予算で琴浦町松谷にある県畜産試験場の乳牛舎や汚水処理施設など乳用牛施設の新築を計画しており、近く実施設計業務を発注する。7月からの着工を予定しており、5月末までに設計業務を終え、6月には工事発注する見通し。概算工事費は約2億4000万円を見込んでいる。
乳用牛の飼養管理や試験研究を高度化させるとともに、全国トップクラスの種雄牛を口蹄疫などの家畜伝染病から守るためのエリア分けを行うため、畜産試験場の前面道路部分に位置する旧職員宿舎を解体撤去し、その跡地に乳用牛施設を整備する。新築する建物は、鉄骨造平屋建て延べ面積1350平方bの乳用牛舎、鉄骨造平屋建て88平方bの堆肥舎、鉄筋コンクリート造320平方bのバンカーサイロ、鉄筋コンクリート造50平方bの汚水処理施設。この4棟を新築するため、解体撤去するのは、鉄筋コンクリート造2階建ての職員宿舎2棟で、延べ面積は2棟とも279・06平方b。
16年9月補正予算で必要経費約2億3900万円を予算措置したが、建築工事を再精査したところ、増額が必要となったため、2月補正予算で約9900万円を追加する。このほど、具体的な整備計画が固まったことから、1月末にも設計業務を発注する。