全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

大阪府は、大阪モノレール延伸事業の着工に向け、２０１７年度に測量、基本設計、大気調査などに着手する方針だ。17年度当初予算で事業費約８億５０００万円（既設モノレール長寿命化事業費含む）を要求しており、査定段階では認められた。
　延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線（東大阪市瓜生堂付近）との接続部の延長約９�`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近▽ＪＲ学研都市線の鴻池新田駅付近▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の４カ所に新駅を設置する予定だ。瓜生堂には車庫を設ける。
　今後のスケジュールは、17年度に測量、設計などに着手し、18年度に都市計画決定、軌道法特許取得。19年度は都市計画事業認可と工事施工認可を受けた上で、用地買収と工事をスタートさせる。開業目標は29年。
　全体事業費は１０５０億円。内訳は、インフラ部が７４０億円（調査費など＝22億円、用地費＝24億円、工事費＝６９４億円）、インフラ外部が３１０億円（総係費＝12億円、車両費＝83億円、工事費＝２１５億円）。
　インフラ部の負担額は、国４０７億円、府・東大阪市・大阪市３３３億円の内訳。インフラ外部はＯＫＴ（大阪高速鉄道）が全額負担する。
　長寿命化事業では、予防保全対策として大阪空港駅〜門真市駅を対象に支柱や軌道桁の補修を行う。また、大阪空港駅〜南摂津駅の延長17・８�`を対象に点検業務を実施する予定だ。

提供：建通新聞社