福井県の17年度当初予算の知事査定が18日、スタートした。2月3日まで。一般会計の最終的な規模は4730億円程度が見込まれる。
西川一誠知事は冒頭、北陸新幹線の小浜・京都ルート決定や中部縦貫自動車道、敦賀港、石川県の小松空港を例に挙げ、「陸上、海上それぞれ新しいルートの展望が開けてきた。どう利用していくか、今から様々準備をする必要があるが、スケールを大きくしながら、外に向かってプロジェクトを進めていくことが大切」と指摘。
そのうえで、「福井としてはオープンに人、物、情報の交流を促進させるという考え方で物事を進めたい。知恵を絞って、質の高い予算編成を」と呼びかけた。
県によると、知事の査定項目は例年より若干多い約120事業。新規や拡充が中心で、金額は1000億円程度になるという。実績を踏まえ制度融資を減額の方向で検討しており、一般会計の最終的な仕上がりは4730億円前後となる見通し。