石川県土木部公園緑地課は、金沢市若松町地内「奥卯辰山健民公園公園管理センター整備工事」に係る▽建築▽電気設備▽機械設備―の3工種について、2月以降に発注する方針だ。いずれも制限付き一般競争入札案件となっている。
計画によると、既存公園管理センターの老朽化が著しく、芝生広場の一角で建て替える。建設規模はW造平屋建てで、床面積約900平方メートル。また、建設にあたっては新たな建築資材「CLT(直交集成板)」を県有施設で初めて採用し、壁や天井の一部に用いる。
新公園管理センターは「広大な緑のレクリエーション空間の核」施設と位置付け、特徴として前面の開口部を広く取り、屋外の芝生広場との一体的な利用が可能。休憩スペースは現施設の1・5倍とし、利用者の利便性を大きく高める。このほか、トイレ、事務室、軽飲食・売店、作業員休憩室なども配する。工期に300日間を見込む。
なお、今年度9月補正予算に同建設費3億3200万円を計上済み。
設計は金沢計画研究所(金沢市西泉1丁目)。