氷見市は、旧市民病院跡で公民連携により整備を目指す新文化施設の基本計画案をまとめた。
基本計画案によると、公共施設棟と民間施設棟で構成され、延べ床面積は6350平方メートル。公共施設棟は500席のマルチホールや練習スタジオなどを設ける。民間施設棟は16棟のエコ住宅のほか、レストラン、マルシェなどが示された。公共施設棟は市が建設する。概算事業費は約20億円。
民間施設棟の整備手法としては、特定目的会社(TMK)の設立を想定。7月をめどに第3セクター「都市再生法人」を立ち上げる。テナントは公募することにしており、地元事業者の参加に期待を寄せる。
基本計画は、立地適正化計画・新文化施設基本計画について考える市民会議と歩調を合わせ、年度内に仕上げる。17年度には立地適正化計画を取りまとめる。
新文化施設は、閉館した市民会館(本町)に代わるもの。建設地は幸町130番地1にある旧市民病院跡で、敷地面積1万8362平方メートル。国道160号沿いで、アクセスが良い。20年3月の完成を目指す。
基本計画は公民連携事業機構(東京都品川区大崎)が担当。