阿賀野市は、安田地区複合施設整備に係る本体工事費について、17年度下半期にも補正で2カ年の債務負担行為を設定したい考えだ。18年3月にも工事公告し、4月早々に入札する方針。
保田地内の安田支所と安田公民館を、支所機能と図書館や生涯学習の場を備えた複合施設として建て替えるもの。市内外の来訪者が気軽に利用できる交流スペースを設け、地域活性化につなげるほか、防災拠点としての機能も付加する。
このほどまとめた基本設計案によると、建設規模はS造3階建て延べ1724・25平方メートル。1階が交流ホール・支所、2階は文化教養、3階が健康増進フロアとなり、隣接の保健センターとは渡り廊下で接続する。基礎形式は直接基礎で、15・0メートルのスパンが存在することから純ラーメン構造で、地場産業振興の一環として屋根には安田瓦を採用。予定工事費には、約6億円(解体費を除く)を見込んでいる。
整備スケジュールによると、31日まで基本設計案に対するパブリックコメントを実施し、17年度早々に実施設計に着手する。工事は、8月中旬から安田支所隣接の保健センターの改修を行い、10月下旬にも安田支所の解体を開始する。解体は18年3月までに完了させ、4月から本体建築工事に取り掛かる。工期は12月末までとなり、19年3月1日の開所を目指している。
基本設計は池田設計(新潟市中央区神道寺南)が担当。