大阪府警察本部は、東住吉警察署庁舎を現地改築する計画で、2017年度に新庁舎の基本・実施設計に着手する予定だ。17年度当初予算で、設計費として約5000万円を要求している。17〜18年度に設計を進め、19〜21年度に建設する方針。
現庁舎は大阪市東住吉区東田辺2ノ11ノ39に位置。既存の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ2880平方b。敷地面積は2640平方b。建設後40年以上が経過し、著しく老朽化が進んでいる。また、職員の増加により手狭さも顕著で、建て替えが急務となっている。
改築計画では、大阪市が管理するJR高架跡地(東住吉区山坂)に仮庁舎を建設。現庁舎を解体し、跡地に新庁舎を建設する。新庁舎の規模は今後検討するが、6000〜7000平方b程度を想定している。17年度は新庁舎の設計に着手する他、仮庁舎の設計・工事と文化財調査、既存庁舎の解体設計などを実施する予定だ。
同事業関連では17年度当初予算で、新庁舎の地質調査に728万円、用地測量に129万円、仮庁舎の地質調査に211万円、文化財調査測量に350万円、既存庁舎の解体実施設計に605万円を要求している。
また、府警では、同警察署の他、守口警察署と八尾警察署の建て替え、中堺警察署の新設を予定している。
提供:建通新聞社