福井市は、老朽化が進むクリーンセンターの後継炉となる新ごみ処理施設の整備に向け、順調に行けば、17年度から基本計画の策定に取り掛かる構えだ。2カ年での策定を見込んでおり、基本計画をまとめた後には、PFI導入の可能性についても調査する方針。
今年度は「新ごみ処理施設整備計画及び循環型社会形成推進地域計画策定業務」を中日本建設コンサルタントに委託するとともに、学識経験者らで構成の循環型社会形成推進計画等検討委員会(委員長=高島正信福井工業大学教授)を設置。検討委はこれまでに4回開いており、年度内にあと2回開催の予定。
新ごみ処理施設に関しては今年度の3月議会で「26年度から稼働できるよう計画しており、建設費は概算で150億円」と答弁。順調に進めば、今年度内に建設候補地を絞り込んだうえで、新年度からは基本計画の策定に着手したい意向だ。
なお、市では今年度、「ごみ処理施設整備事業」として、クリーンセンターの今後のあり方と併せ、最終処分場についても市内に整備可能かどうか検討している。