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　野々市市は、館野小学校大規模改造工事について▽建築▽電気▽給排水▽空調―の４分割で、２月に一般競争方式により公告したい考えだ。建築の募集対象は数社編成の共同企業体（ＪＶ）となる見通しだ。市議会３月定例会での請負契約承認を目指す。
　押野３丁目地内の同小学校は、１９８４（昭和５９）年４月に開校。０６年度に既存校舎の建具等改修や増築（東校舎）を行っているが、築後３０年超が経過し、一部で雨漏りなど施設の老朽化が指摘されている。さらに、市内の小学校で唯一、既存校舎の大部分でエアコンが設置されていないという。
　このような状況を踏まえ、既存校舎および体育館の損傷や機能低下に対応するため、設備を含めて施設全体を改修し、児童に対する教育環境の改善を図ることにした。
　対象施設は、校舎棟がＲＣ造４階建て延べ５８００平方メートル。体育館がＲＣ造２階建て延べ１４９０平方メートル。
　主な整備内容は、屋上防水や外壁改修、内装改修、照明灯更新、空調設備設置、電気設備・給排水設備更新、放送設備改修、トイレの洋式化・乾式化など。工期は１９年３月までを予定するが、エアコン設置は１８年３月までとしている。実施設計は山岸建築設計事務所（金沢市）。
　１２月補正予算に工事請負費４億５７００万円を計上したほか、１７〜１８年度の債務負担行為として限度額２億５０００万円を設定した。