岡崎市は、乙川リバーフロント地区整備計画として、板屋町などの乙川右岸河川緑地に新たな親水エリアの整備を計画しており、基本設計を開始した。可能な整備などについて検討していく考えで、業務を葵コンサルタント(岡崎市)に委託、3月30日を期限にまとめる。順調に進めば、2017年度の詳細設計を経て、18年度の工事着手を目指す。
計画では、板屋町と高成町にまたがる乙川右岸河川緑地内で、上流側と下流側双方に設置している二つの池を利用して親水エリアを整備する。今回の業務では上流側延長約90b、面積約1000平方b、下流側延長約70b、面積約1000平方bを対象に、各池を利用する親水施設として、現況を踏まえ整備可能な内容を検討する。
2池は、同緑地北側に隣接する岡崎城水堀からの排出先で、現在は立ち入り禁止措置が取られている。同市では、乙川リバーフロント地区整備計画の中で、同緑地を親水エリアとして位置付けており、河川増水時の対応などを含み、今回の基本設計を基に本格的な検討を進める方針だ。
乙川リバーフロント地区整備は、15年度からの5カ年計画として、同緑地周辺でも園路をはじめ基盤整備が進んでいる。市では計画最終の18年度をめどに、一体的な整備を目指す。
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建通新聞社